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キャリアの迷いが導いた答え──私が社労士になった理由

〜なぜ私は社労士になったのか、そして沖縄の職場に届けたいこと〜

👤「このまま今の仕事を続けていて、本当にいいのだろうか…?」

20代後半の私は、そんな思いを抱えながら働いていました。
安定した職業に就き、まわりからは順調に見えていたかもしれません。
けれど、どこか心が満たされない。
誰のために、何のために働いているのか、自分でもわからなくなっていたんです。

 

🧭キャリア支援との出会いがくれた視点

そんな中、出会ったのが「キャリアコンサルタント」という資格でした。
若者の就職支援に携わりながら、多くの人の悩みや不安に触れていきます。

👥「正社員になりたいけど、自信がない」
😔「体調を崩して働けなくなった…社会に戻れる気がしない」

一人ひとりが抱える事情は違っても、根っこには共通する課題があると気づきました。
それは、「制度」や「職場環境」が、その人の努力ではどうにもならない壁になっていること。

 

🏢だから私は“企業側の支援”にも関わりたくなった

現場で働く人の声を聞けば聞くほど、
「職場の在り方」そのものを見直さないと、根本解決にはならないと痛感しました。

同時に、事業主や人事の方のこんな悩みにも数多く触れました。

🔹「人がすぐ辞めてしまう…」
🔹「制度を整えたいが、どう進めればいいかわからない」
🔹「メンタル不調やトラブルが増えている」

個人を支えるだけでなく、企業の側に立って人と職場の関係をよりよくしていきたい。
そんな思いから、私は社会保険労務士の道へ進むことを決めました。

 

🌱「仕組み」だけじゃない、「想い」に寄り添う社労士に

社労士というと、「手続き屋さん」「法律の専門家」というイメージを持たれることが多いかもしれません。
でも、私は違います。

✅ 就業規則を整えるときは「誰が安心して働けるか」を想像します
✅ トラブル対応をするときは「声にできなかった思い」がないかを考えます
✅ メンタルヘルスの相談窓口は「制度では拾えない心の声」に耳を傾けます

仕組みは大事。でも、仕組みは「人が安心して働けるため」にあると私は考えています。

 

🌺沖縄の企業と一緒に、働きやすい職場をつくりたい

沖縄には、やさしい人が多い分、
「まあいいさ」「我慢すればなんとかなる」という空気が蔓延しやすい側面もあります。

でも、本当は我慢しなくていい。
もっと対話と仕組みで解決できることがたくさんあるはずなんです。

私の役目は、
💡“人を責めるのではなく、仕組みを整える”こと
💡“一方的に制度を押し付けるのではなく、現場と経営の橋渡しをする”こと

 

📩お困りごとはありませんか?

・離職が続いている
・制度を見直したいが何から手を付ければいいかわからない
・従業員の悩みを聞く余裕がない

 

そんなときは、一人で抱え込まず、ぜひご相談ください。
私たちは“職場の味方”として、ともに考え、ともに進んでいきます。


このコラムを書いている人

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玉城 翼(たまき つばさ)

社会保険労務士/1級FP技能士/キャリアコンサルタント/宅地建物取引士

1982年沖縄県宜野湾市出身。大学時代より地域貢献に関心を持ち、卒業後は販売・イベント・不動産業務など多分野を経験。その後、労務管理やキャリア支援に従事し、実務を通じて社会保険労務士を志す。

2021年より総務部門を統括し、給与計算・労務管理・制度改定・電子申請導入など業務改善を推進。社労士試験に一発合格し、2025年「つばさ社会保険労務士事務所」設立。地域の中小企業を支えるパートナーとして活動中。

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