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健康保険の電子申請をスムーズに始めるための準備ガイド

沖縄県内でも、仕事の進め方をデジタル化しようとする動きが広がっています。特に、従業員の健康保険(傷病手当金、出産手当金等)に関する手続きは、これまでは書類を書いて郵送するのが当たり前でした。

しかし、2026年1月13日から自宅にいながらパソコンやスマートフォンで手続きを完了できる電子申請サービスが開始されます。今回は、いざ電子申請を始めようと思ったときに、最初につまずかないための準備についてお話しします。

 

電子申請を始める前に揃えておくべきもの

まず皆様に知っておいていただきたい大切なことがあります。それは、この電子申請という仕組みは「従業員本人が行う」のが基本であるという点です。

電子申請をスムーズに行うためには、まず手元にいくつか準備していただくものがあります。

 

・マイナンバーカード 本人確認のために必ず必要になります。健康保険証としての利用登録が終わっていなくても、カード本体があれば大丈夫です。

・数字4桁の暗証番号 カードを受け取ったときに設定した利用者証明用電子証明書パスワードと、券面事項入力補助パスワードという2種類の暗証番号(どちらも4桁の数字)を使います。

・パソコンまたはスマートフォン Windowsであればエッジやクローム、iPhoneであればサファリなど、推奨されている閲覧ソフト(ブラウザ)を使う必要があります。

・添付書類の画像データ 手続きの内容によっては、証明書などの書類を一緒に提出する必要があります。あらかじめスマートフォンのカメラで撮影したり、スキャナーで読み取ってPDF形式にしたりして準備しておくと、申請がスムーズに進みます。

 

失敗しないためのパソコン操作の注意点

電子申請には、普段のインターネット利用とは少し違う注意点があります。ここを間違えると入力した内容が消えてしまうこともあるため、あらかじめ知っておくと安心です。

・ブラウザの戻るボタンは使わない 画面上で戻るや進む、更新といった操作をしてしまうと、せっかく入力した内容がすべて消えてしまいます。必ず画面内のボタンを使って操作してください。

・プライベートブラウズ(シークレットモード)は避ける 自分の閲覧履歴を残さない設定で操作すると、システムが正しく動かない場合があります。通常のモードで利用するようにしましょう。

・受付時間に注意する 電子申請は24時間いつでもできるわけではありません。平日の朝8時から夜21時までとなっています。特に夜21時を過ぎると、作業の途中でも強制的に終了してしまい、保存していないデータは失われてしまいます。

 

 

よくある質問:専門家がお答えします

電子申請を検討されている方からよく寄せられる疑問をまとめました。

専門家がお答えします(Q&A)

Q. マイナンバーカードの暗証番号を忘れてしまった場合はどうすればいいですか?

A. お住まいの市区町村の窓口で再設定の手続きが必要です。
暗証番号は本人確認の鍵となる重要なものです。3回連続で間違えるとロックがかかってしまうため、あやふやな場合は無理に入力せず、窓口で確認することをお勧めします。つまり、事前の確認が大切ということです。

Q. 本人が忙しい場合、事業主が電子申請をしてもいいのでしょうか?

A. 原則として、ご本人が申請する必要があります。
ただし、一部の申請においては、「被扶養者」の方が利用可能です。また、社会保険労務士であれば、従業員様に代わって電子申請を行うことが認められています。専門家に相談することで、正確かつスピーディーに手続きを完了できるメリットがあります。

項目 詳細
利用可能時間 平日 8:00 〜 21:00
受付日の扱い 17:15以降の申請は翌営業日受付

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このコラムを書いている人

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玉城 翼(たまき つばさ)

社会保険労務士/1級FP技能士/キャリアコンサルタント/宅地建物取引士

沖縄県宜野湾市出身。大学時代より地域貢献に関心を持ち、卒業後は販売・イベント・不動産業務など多分野を経験。その後、労務管理やキャリア支援に従事し、実務を通じて社会保険労務士を志す。

2021年より総務部門を統括し、給与計算・労務管理・制度改定・電子申請導入など業務改善を推進。社労士試験に一発合格し、2025年「つばさ社会保険労務士事務所」設立。地域の中小企業を支えるパートナーとして活動中。

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